高崎健康福祉大高崎(群馬)が山梨学院との関東勢対決に快勝。12年ぶりの4強入りを決めた。準決勝で星稜(石川)と対戦する。昨年の王者、山梨学院は連覇を逃した。

0-0の5回、1死一、三塁から1番斎藤銀乃助、2番田中陽翔の連続適時打で2点を先制。さらに2死二、三塁から4番箱山遥人の左翼フェンス直撃の適時三塁打で2点を加え計4点を奪った。7回には2死からの連続長打などで2点を追加した。

守っては2年生コンビが好投。先発の佐藤龍月が5回を1安打無失点。佐藤は今大会3戦19イニング無失点となった。6回からは石垣元気が登板。3試合連続の完封リレーは逃したが4イニングを1失点に抑え逃げ切った。

山梨学院は先発の津島悠翔が4回まで無失点の好投。しかし5回途中、左手指から出血するアクシデントに見舞われた。制球に苦しむなど四球の後に連打を許し4失点。主導権を握られた。打線は後半のチャンスでビッグイニングをつくれず1点止まり。昨春から続いた甲子園での連勝は「8」で止まった。