報徳学園(兵庫)が中央学院(千葉)を破り、2年連続の決勝進出を決めた。明日31日の決勝戦で22年ぶり3度目の優勝を目指し高崎健康福祉大高崎(群馬)と対戦する。

先発の間木歩が9回途中まで2失点の好投。9回2死二、三塁で救援の今朝丸裕喜が一打同点のピンチを抑えた。攻めてはスクイズも絡めて4点を奪った。

1回、2死二塁から4番斎藤佑征の4試合連続の適時打となる中前打で先制。4回表に同点に追いつかれたがその裏、8番辻本侑弥の適時打、9番間木のスクイズで2点を勝ち越し。5回にも6番山岡純平の適時打で4点目を奪った。スクイズを含む5本の犠打を決め確実に得点をもぎとった。

この試合は8安打を放ったすべて単打。今大会4試合で36安打を放ったが35本が単打で、長打は初戦の二塁打1本だけ。犠打は12。飛ばない低反発バット導入元年。スモールベースボールで2年連続の決勝進出を決めた。

中央学院は8回に2点差に迫り、9回も一打同点と粘りを見せたが一歩及ばず。甲子園初勝利から3連勝で4強入りを果たしたが初の決勝進出を逃した。

◆前年準優勝校の決勝進出 昨年決勝で山梨学院に敗れた報徳学園が決勝進出。センバツで準優勝の翌年に決勝進出は05年愛工大名電以来8度目。過去7度は6勝1敗と雪辱Vが目立ち、前年準V校の6連勝中。