高崎健康福祉大高崎・箱山、報徳学園・斎藤がともに4番打者で4試合連続打点をマークした。新基準バットの採用で貧打が話題になる中、隠れた打撃記録を継続して決勝に進んだ。

センバツの1大会個人連続試合打点は5試合が最多で、75年の金属バット採用後は5人だけ。打点を挙げる打者は警戒が強まり、常に強力打線で乗り込む大阪桐蔭の選手は記録していない。最近では13年山根佑太(浦和学院)がマークしたが、山根は3番打者だった。4番で記録すると12年の北條史也(光星学院)以来になる。箱山が捕手で記録すれば「ドカベン」こと79年香川伸行(浪商)以来。決勝の見どころの1つは、勝負強い4番の前に走者を出さないことだろう。【織田健途】