東京学館浦安が延長11回、タイブレークの末、サヨナラで習志野を破り3回戦進出を決めた。

7-8で迎えた延長11回、無死一、二塁から福田琉椋内野手(3年)の一ゴロを一塁手が三塁へ悪送球。その間に、二塁走者、一塁走者が本塁を陥れ、サヨナラ勝利を決めた。

最後まであきらめない。粘りの野球で勝利を手にした。9回まで追う展開もベンチからは「1点1点、返していくぞ」「勢いはおちないよ」と、元気な声が飛んだ。4-1で迎えた6回から、7回、9回と1点ずつ返して同点に追い付きタイブレークに持ち込んで、勝利につなげた。

昨秋、県大会予選敗者復活戦を勝ち上がれず、県大会に出場することができなかった。酒井壽哉主将(3年)は「春は絶対に勝ってやろうと。アップから全員で元気を出して全力疾走。小さな取り組みから、徹底。全員で勝てるうれしさを全員で味わいたかった」と、長い冬を乗り越えた自信を強さに変えた。

強豪習志野にも1歩も引くことなく。9回に同点打を打った池田響輝内野手(3年)は「フライよりはゴロの方がミスが出やすいので低い打球を全員で徹底しました」と、習志野から3つの失策を誘い貴重な得点につなげた。

目指すは頂点だ。酒井は「次勝たないと今日勝った意味がない。優勝して関東大会に出場したいです」と、笑顔を引き締めた。