新潟産大付が3年ぶり2度目の決勝進出を決めた。決勝は帝京長岡-新潟産大付で、ともに初優勝をかけて25日にハードオフ新潟で対戦する。

新潟産大付のエース宮田塁翔(3年)がロングリリーフでシーソーゲームを締めた。9回裏、最後の打者を遊ゴロに打ち取ると、飛び跳ねながらガッポーズを繰り返す。「勝った瞬間、絶対に甲子園に行ってやろうと思った」。テンションは最高潮に達していた。

今大会、自身初の救援登板だった。1-4の3回裏1死二、三塁から先発の田中拓朗(3年)の後を受け、6回2/3を5安打1失点。4-4に追い付いた直後の4回裏に1点を失ったが、その後は無失点。自己最速の141キロをマークする力投にバックが応え、5回に同点、7回に6-5と勝ち越し、そして9回にはダメ押しの3点をもらった。「味方に点を取ってもらった」と表情が緩む。

回を終えてベンチに戻るたびに、チームメートが「さすがエース!」と盛り上げてくれた。準々決勝(21日)の日本文理戦は先発も3回2/3、4安打2失点で田中と交代した。この日は逆の立場。田中に「後は任せた」と託されると、意気に感じた。「前の2試合、宮田は走者の出し方がよくなかった」と、2番手で起用した吉野公浩監督(57)は「今までとは別人のようなピッチング」と絶賛した。

21年の夏、初の決勝進出を果たした新潟産大付は、日本文理に3-7で敗れて準優勝。城北中3年だった宮田はスマホでその試合を見た。「自分が入って甲子園に行く」と新潟産大付に進学を決めた。入学後、準優勝時のエース西村駿杜(大東大3年)からは、帰省するたびにアドバイスを受けた。成長を後押ししてもらった。「3年前の分も勝たないと」。25日、先輩たちの思いも背負ってマウンドに立つ。【斎藤慎一郎】

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