<高校野球千葉大会:習志野14ー2東京学館浦安>◇27日◇決勝

 習志野が、01年以来10年ぶり8回目の優勝を果たした。1回にボークで先制すると、2回以降も小刻みに加点した。走者をバントで進める手堅い野球で勝ち進んできたが、最後は打線が爆発。15安打で14点を奪った。守っては背番号8を付けた左腕、在原一稀投手(2年)が、緩急を生かして好投。8回まで無失点と、つけ入るスキを与えなかった。

 春の関東大会を制し、勝って当たり前という重圧と戦いながらの大会だった。小林徹監督(49)は「春が終わったときに、『ひと区切り付け、あと2カ月でもう1つ階段を上ろう』という気持ちで練習をしてきた」と明かした。