<高校野球兵庫大会:東洋大姫路6-0加古川北>◇30日◇決勝

 兵庫大会初の決勝再試合は、東洋大姫路が制した。延長15回引き分けとなった前日29日に完投した東洋大姫路・原樹理(3年)と加古川北・井上真伊人(3年)が先発。中盤まで再び投手戦を演じたが、5回に東洋大姫路が1番中島廉太外野手(2年)の右犠飛で先制すると、7回には5安打を固めて5点を追加。5年ぶり12度目となる夏の甲子園を決めた。

 前日に196球を投げきった原は、この日も完投。87球と省エネ投球で完封し「最後は実感なくて舞い上がってました。体力的にはどん底で、腕の力もなかったけど、気力には自信があります。全国で日本一のピッチャーになりたい」と元気いっぱいだった。