<全国高校野球選手権:開星5-0柳井学園>◇10日◇1回戦

 春夏通じて初出場の柳井学園(山口)は開星(島根)に0-5で屈した。県大会全6試合すべて1人で投げ抜き4完封の活躍を見せ、甲子園からエースナンバーを背負った2年の矢沢駿投手が5回まで2安打無失点と好投。だが、6回にスクイズで先制されると、捕逸や犠飛で3失点。ここから一気に主導権を握られた。打線も開星の186センチ、98キロの巨漢エース白根尚貴(3年)を打ち崩せず、わずか3安打。県大会から続く貧打に泣かされた。しかし、秋本篤志監督(28)は「粘って最後まであきらめず頑張った。チームを鍛えてまたここ(甲子園)に来たい」とナインをたたえた。