<全国高校野球選手権:東洋大姫路4-0海星>◇11日◇2回戦

 東洋大姫路(兵庫)が海星(長崎)に競り勝ち、夏1勝を挙げた。4回1死三塁から妻鹿亮介外野手(3年)の右前適時打で1点を先制。7回の攻撃中、エース原樹理(3年)がヘルメットの左耳ガードへの死球で治療でベンチへ。その際選手交代のミスで、臨時代走に代わって家入琢内野手(3年)が代走に出てしまい、原が降板するハプニングがあったが、8回から緊急登板の岩谷力良(ちから=3年)が無失点で乗り切った。藤田明彦監督(54)は「選手には“悪い、助けてくれ”と言いました。後藤田の3ランが出たときには、抱きしめたくなりました」と頭を下げることしきりだった。