<全国高校野球選手権:日大三11-8開星>◇14日◇2回戦

 優勝候補の日大三(西東京)が開星(島根)との激しい打ち合いを制した。

 まずは3回までに5点のリードを稼ぎ、上々の滑り出し。ところが5、6回に6点を奪われ逆転を許した。強打線が底力を見せたのはその裏だ。無死満塁から4番横尾俊建内野手(3年)の痛烈な右前2点適時打で再逆転。その後も3安打と2犠打、2四球でこの回、一気に6点を追加した。殊勲打の横尾は「スライダーでした。スイングは崩されたけど、点を取れたことに満足しています」と話した。

 エース吉永健太朗投手(3年)は15安打8失点と苦しんだが、9回166球を投げ抜いた。