<全国高校野球選手権:日大三11-0光星学院>◇20日◇決勝

 日大三(西東京)が光星学院(青森)に11-0で圧勝し、10年ぶり2度目の全国制覇(センバツを含め3度目)。参加4014校の頂点に立った。

 東日本大震災の復興支援大会として開催された今大会。節電対策のため大会史上初めて、午前中にプレーボールとなった一戦は、3回裏に日大三が、高山俊外野手(3年)の3ランで先制。4-0の7回には、鈴木貴弘捕手(3年)の2ランなど5長短打を集め一挙5点で試合を決めた。

 先発のエース吉永健太朗投手(3年)は、光星学院打線を5安打完封。東京勢の優勝は、斎藤佑樹投手(日本ハム)を擁した06年の早実(西東京)以来となった。

 初の決勝進出を果たした光星学院は、東北勢として春夏通じて8度目の決勝だったが、またしても壁は厚く、東北勢の悲願はならなかった。