<高校野球青森大会:弘前東6-4五所川原工>◇22日◇準々決勝◇青森市営球場

 弘前東が創部34年目で初のベスト4進出を果たした。5-1で迎えた8回裏、五所川原工に3点を返されなおも1死三塁のピンチ。相手打者の右前に抜けそうなワンバウンドの強い打球を主将の相馬涼太一塁手(3年)が好捕(一ゴロ)。相手に傾き掛けた流れを断ち切った。相馬はこのファインプレーの際、左肩を脱臼し退場。15分間の治療を受けて再び出場した。相馬は打撃では5打数無安打。「せめて守備で投手を助けようと思った。何としても再出場して、チームの士気を高めたかった」と声を弾ませた。