<全国高校野球選手権:光星学院4-0遊学館>◇12日◇2回戦

 遊学館黒萩幸生投手(3年)は病気を乗り越えてのマウンドで力投を見せた。2回に味方の連続失策から先制点を奪われたが、5回途中を1失点で抑えた。「光星の打者はスイングが速かった」と相手をたたえた。2年冬には右耳の突発性難聴で野球を1カ月できなかった。「めまいで音も聞こえなかった。あの苦しみに比べれば何とも思わない」。苦難を克服して大舞台で堂々とした投球を見せた。