<高校野球福岡大会:高稜6-5慶成>◇5日◇1回戦◇北九州市民球場

 高稜が出場134校による福岡大会開会式直後の激闘を制した。

 土壇場の9回2死二塁から執念で4-4の同点に追いつくと勢いは止まらない。昨夏16強の意地を見せる慶成が延長11回表に1点を勝ち越した。だが高稜も譲らない。11回裏1死二塁、代打の西脇一樹(2年)の右越え三塁打で再び同点とし、2死三塁から中尾待貴三塁手(2年)の左前打でサヨナラ勝ちした。

 重本哲監督(37)は「よく気持ちを切らさず我慢した」とたたえた。