花巻東(岩手)の155キロ左腕、菊池雄星投手(3年)があらためて、米国へのあこがれを口にした。花巻東ナインは14日、地元テレビ岩手の情報番組「5きげんテレビスペシャル」で同校からの生中継に出演し、岩手県勢として90年ぶりに4強入りした甲子園での戦いを振り返った。

 ナイン全員への質問コーナーでリポーターから注目の質問が飛んだ。「将来の夢は?」。日米のスカウトがほれ込む左腕は、フリップに「メジャーリーガー」と書き込んだ。

 菊池

 世界一のところでやりたい。監督の話を聞いて、両親と相談して納得いく決断をしたい。1回きりの人生なので、自分で決めて周りの人に恩返ししたい。

 日米親善試合に日本代表コーチとして帯同した佐々木洋監督(34)が9日に帰国。14日以降に進路会談を行うとしていた。15日、あらためて報道陣に対応する。

 甲子園で発症した背筋痛については「今はいい状態。国体では投げられそうです」と笑顔を見せた。テスト期間が終了する15日、27日から行われる新潟国体に向けてチームは全体練習を再開する。