<高校野球岡山大会:関西6-5金光学園>◇26日◇決勝

 関西が5年ぶり8度目の夏切符を延長11回、劇的なサヨナラ勝ちでつかんだ。春夏連続の甲子園行きを支えたのは、左の堅田裕太、右の水原浩登(ともに3年)の2枚看板。プロも注目する投手2人がチームの軸になり、この日の決勝でも継投で金光学園の反撃をしのいだ。

 2人とも投打で好素材。夏の岡山3連覇中だった倉敷商との3回戦では、水原が7安打完封し、堅田がダメ押しソロで水原を援護した。甲子園では07年春3回戦から3連敗中。今春センバツでは優勝した東海大相模(神奈川)に敗れており「まず初戦突破」と春夏通じて4年ぶりの白星を目指す。

 ◆関西

 1887年(明20)に岡山薬学校として設立、1948年(昭23)から現校名。男子校で生徒数は1315人。野球部は1895年創部で部員数は71人。OBは元ヤクルト大杉勝男氏、元体操選手の森末慎二ら。岡山市西崎本町16の1。桑原五郎校長。

 ◆Vへの足跡◆1回戦10-0岡山大安寺2回戦6-0東岡山工3回戦4-0倉敷商準々決勝2-1岡山理大付準決勝12-2岡山学芸館決勝6-5金光学園