<高校野球千葉大会:習志野14-2東京学館浦安>◇27日◇決勝

 つないでつなぎまくった。習志野が172校の頂点に立ち、10年ぶり夏8度目の甲子園への切符を手にした。今年を象徴する徹底的に「つなぐ野球」で3回までに4点を奪い、主導権を握った。15安打のうち単打が13本で、14得点。大歓声に包まれたQVCマリンで初決勝の東京学館浦安を圧倒した。

 昨秋は県大会3回戦敗退。攻守に絶対的な柱だった山下(ソフトバンク)のような、強打者もいない。「全員野球」で再スタートを切るしかなかった。大会前、小林徹監督(49)から「この20人みんなで戦おう」と、再びゲキを飛ばされた。宮内和也主将(3年)は「山下さんみたいな選手がいない分、僕たちは束でかからないと勝てない」と振り返る。春の関東大会を制したことで、自信になった。4打数3安打の活躍で、3回2死から三塁打を放つと、スタンドに向けてガッツポーズ。「重圧はありましたけど、負ける気はしなかったです」と誇らしげに言った。

 4番打者でもバントをする。拓大紅陵との準決勝では4番の藤井拓也外野手(3年)がスクイズを決めた。今大会18打数11安打、打率6割1分1厘と結果を出したが、長打よりも単打を重要視している。「みんなでつないで1点を確実にとるのが今年のチーム」と言い切る。昨年は準決勝で敗れた成田が、甲子園でベスト4に進んだ。「千葉県代表として優勝旗を必ず持ち帰ってきます」と高らかに宣言した。

 ◆習志野

 1957年(昭32)創立の市立校。生徒数967人(女子455人)。野球部も57年創部、部員数は95人。春は3回、夏は8度目の出場で、夏は67年、75年に全国制覇。OBは元阪神掛布雅之氏、ヤクルト小川淳司監督ら。所在地は習志野市東習志野1の2の1。越川均校長。

 ◆Vへの足跡◆2回戦7-0千葉南3回戦6-2柏中央4回戦7-0若松5回戦4-1敬愛学園準々決勝4-3千葉経大付準決勝7-0拓大紅陵決勝14-2東京学館浦安