3回戦の八幡商戦で走塁中に相手選手と激突し、歯茎部分を骨折した、作新学院・4番飯野徹也内野手(3年)が、打撃練習で快打を連発した。前日の試合後、病院で左上の歯を8本、ワイヤで固定したが、激痛で眠りは浅く、食事はしばらくは流動食のみという。「おかゆだけだとおなかが減ります」と苦笑いしながら「もともと歯並びが悪いので(インパクトの瞬間に)かみ合わない。不幸中の幸いで、打撃には影響ありません」。小針崇宏監督(28)は「最後まで引っ張ってくれるでしょう」と、今大会打率3割6分2厘を誇る救援エースの奮起に期待した。