<高校野球茨城大会>◇27日◇決勝

 31年ぶりのノーシード対決となった決勝は、水城が霞ケ浦を11-0で下し、春夏通じて初めての甲子園切符をつかんだ。1回、4番萩谷直斗外野手(1年)の右越え3ランで先制。初の決勝で試合の主導権を握ると、計16安打の猛攻で圧倒した。先発の大川将史投手(3年)は相手打線を5安打に抑え、今大会2度目の完封で締めた。古豪水戸商で甲子園に春夏通じて7回出場している橋本実監督(62)は「選手が、試合の中で力をつけていった。(甲子園では)大川を中心に守って、チャンスをものにする野球をしたいです」と喜びにひたった。