広島黒田博樹投手(40)が10日、マツダスタジアムで練習を再開した。

 5月に痛めた右足首の影響が、右肩の炎症につながった。8日に市内の病院で検査を受け、右足首だけでなく、右肩にも炎症が見られたため、1軍選手登録を抹消された。本人は「マウンドに上がるのは可能だったが、チームに配慮してもらった」と軽傷を強調。この日は屋内でランニングやトレーニングなど練習を1時間行い、その後トレーナーに治療を施された。

 5月に続く2度目の抹消にも、黒田は「しっかりこの時間を無駄にせず、後半戦に向けて準備できれば」と前を向いた。予定していた14日阪神戦の先発を回避。11日にもキャッチボールを再開する。ファン投票で選出されたオールスター第2戦(18日マツダスタジアム)で復帰の見通しで、後半戦に備える。