覚せい剤取締法違反罪に問われた元プロ野球選手清原和博被告(48)を懲役2年6月、執行猶予4年とした東京地裁判決が15日、確定した。検察、弁護側とも期限までに控訴しなかった。

 5月31日の地裁判決は「覚醒剤への依存性は深刻で常習性も強い」と指摘する一方、野球界での貢献や事件報道で社会的制裁を受けたことなどを考慮し、刑の猶予が相当とした。

 判決によると、昨年9月1日ごろ、群馬県太田市で知人の男(45=同罪で公判中)から覚醒剤約1・2グラムを8万円で譲り受けた。今年2月1日ごろ、東京都港区のホテル客室で覚醒剤を使用するなどした。