明大が桜美林大を5-2で破り5年ぶり最多6度目の秋の日本一に輝いた。

 先発の中日ドラフト1位指名、柳裕也投手(4年=横浜)が1回に2点を先制される苦しい立ち上がり。それでも2回以降4回まで無失点と踏ん張った。5回表からはヤクルトから2位指名を受けた星知弥投手(4年=宇都宮工)が登板。150キロ前後の速球で桜美林大打線を抑えるとその裏、打線がロッテ1位指名の桜美林大先発の佐々木千隼投手を捉えた。4安打を集中、打者一巡の猛攻で4点を奪い逆転した。

 8回には星が左越えソロ本塁打を放ちダメ押し。星は5回を2安打無失点、5三振を奪う力投で優勝投手になった。優勝の瞬間、柳と星は涙を流した。

 善波達也監督は「柳と星の涙を見て私もウルっときました。今日は半袖で気合を入れてきました。心の中で燃えていました。先制されましたが柳がその後しっかり投げて、星がしっかり抑えた。4年生を中心に頑張ってくれました」と話した。

 柳は「うれしい気持ちと、このチームで明日からできないと思うとちょっと寂しいです」と優勝インタビューでも涙が止まらなかった。