日本ハム大累が、自慢の快足に“ブレーキ”をかける。昨年4月に巨人から交換トレードで加入。2月1日からの沖縄・国頭での春季キャンプは初参加となる。29日、2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷でマシン打撃などで調整した大累は、心躍らせながら「走りすぎないようにしたい。張り切り注意ですね」とケガ防止を強調した。

 量より質を重視する。プロ入り前、飼い犬のコーギーより「僕の方が速かった」という俊足だが、過度な走り込みは制限。キャンプ地は球場から道路1本を挟み、東シナ海が広がる絶景が魅力の1つだが、フォームを意識したランニングでオーシャンビューを駆け抜ける。国頭は駒大苫小牧の修学旅行先だった縁もあり「懐かしいです。良い雰囲気で練習が出来そう」。巨人時代からの先輩市川からは、自主練習の重要性を説かれたという。故郷・北海道が本拠地の1軍での存在感発揮へ、鍛錬の球春を迎える。