9年ぶり2度目の出場の中部大(愛知)が近大工学部(広島6大学)とのタイブレークを制し、ベスト8入りした08年に続く2回戦進出を決めた。

 試合は1-1のまま、1死満塁で始まるタイブレークに突入したが、延長10回は4、5番が凡退し無得点。それでも延長11回2死満塁で下村崇将内野手(3年=敦賀気比)が右中間への3点適時三塁打を放って勝ち越した。

 今春リーグ首位打者にも輝いた下村は「気負うことなく冷静に打席に入れた。昨日風邪をひいて。(38度の)熱は下がったけど、せきが止まらない」と笑った。

 堀田崇夫監督(43)は「4番が打ってほしかったけど、下村がよくカバーしてくれた。成績通りの活躍をしてくれました」とたたえた。