ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(32)が日本ハム斎藤佑樹投手(29)から場外弾を放った。

 右太もも裏の軽度の肉離れで調整中だが、この日は「4番DH」で先発。6回2死三塁で迎えた第4打席、この回に2番手で登板した斎藤の138キロの直球をとらえた。打球は大きな放物線を描き、左翼にある防球ネットを越えて場外へと着弾。推定飛距離140メートル超の1発に、マウンド上の斎藤は悔しげにバレンティンの本塁生還を見つめていた。

 バレンティンは「いいスイングができた。打たないといけない球のミスショットがない。ストレートをコンパクトに打てた」とコメント。この日は5打数4安打4打点と状態は好調で、高津2軍監督も「100%の状態で上げたい。それにほぼ近づいている。あとは上の判断」と話し、1軍昇格に待ったなしだ。