中日岩瀬仁紀投手(42)が、並んでいた米田哲也(元近鉄)を抜きプロ野球最多950試合登板を達成し、歴代単独1位に立った。

 米大リーグの最多登板記録は1252試合で、ジェシー・オロスコがつくった。

 1979年にメッツでデビューし、主にリリーフで2003年まで登板した。通算成績は87勝80敗144セーブ。大リーグではオロスコを筆頭に16人が千試合登板を達成している。

 次に千試合の大台到達に近いのが、奪三振の多さから「K・ロッド」の愛称がついたフランシスコ・ロドリゲスで、ここまで948試合に投げている。エンゼルス時代の08年にシーズン最多記録となる62セーブを挙げるなど通算437セーブを誇るが、35歳で迎えた今季は6月途中に所属していたタイガースを戦力外となって以降はメジャーでの登板がない。

 プロ野球の現役投手で岩瀬に次いで多いのが、747試合登板のソフトバンク五十嵐。10~12年には大リーグで83試合に登板し、日米通算で830試合となっている。

 今季は救援陣の中心的な存在だったが、7月に左太もも裏肉離れで戦列を離れた。