超人、準備OK! 15日のウエスタン・リーグオリックス戦(鳴尾浜)で実戦復帰予定の阪神糸井嘉男外野手(36)が、この日2軍本隊のシートノックに合流した。ライトの位置でノックを受け、フライやゴロを捕球。本塁送球も無難にこなし、右脇腹痛を感じさせない姿をみせた。3日連続となるフリー打撃も行い、37スイングで7発と、約1カ月ぶりの実戦復帰へ、順調な回復を披露した。

 練習を見守った掛布2軍監督は「彼の場合、何試合も出なくて良いと思う。(2軍で)1試合こなせば大丈夫じゃないかな」と早期復帰プランを示唆。「ゲームではスイングを止めたり、打ちにいってボールが当たらないときの衝撃は怖さがあるね」。2軍での試合出場の狙いは、結果より、打撃練習では経験できないケースへの対応とした。糸井は7月17日広島戦(甲子園)5回の打席で空振りした際に右脇腹を負傷。翌18日に出場選手登録を抹消され、懸命にリハビリに取り組んできた。15日は右翼で先発出場し3打席を予定。「塁に出れば(盗塁は)自由にさせるよ。宇宙人ってところを見せてくれよ」と復活を目指す“超人”に注文した。【真柴健】