広島が1点差ゲームをものにした。1回に丸がいずれも自己最多を更新する167安打、91打点となる23号ソロで先制。4回に先発薮田が同点に追いつかれたが、直後に松山の適時打、バティスタの犠飛で突き放した。試合後の広島緒方孝市監督(48)の談話は以下の通り

 -薮田は粘りながら

 緒方監督 そういう表現になるよね。2死から四球を出したり、今日はヒットも多く打たれたし。結果を見ても状態はいまひとつだったかな。粘り強くという表現も出来るし。イニングで制球が定まらないところもある。そういうのをギリギリ修正して投げてくれた。本人がシーズンを通して投げてきている経験が成長にもつながっている。

 -15勝目

 緒方監督 僅差のなかで15勝目か。バックに助けられて、打線も点をとってくれてだけど。15勝というのは今季、チームに大きく貢献してくれている。自信にしてくれればいい。

 -タイトル争いも

 緒方監督 そう甘いもんじゃないでしょう。上には上の投手がいる。日本を代表する投手がね。

 -打線は少ないチャンスをものにした

 緒方監督 今日は安打数的には少なかったけど。ワンチャンスをしっかりものにして、点をとってくれた。丸にしてもね初回。(畠から3本目には)相性もあるんか知らないけど。一振りでね。その後、配球を変えられて工夫されたなかで、打ちあぐねたかなという部分はある。でも少ないチャンスをものしてくれたというのは大きいよね。