中日は、プロ志望届を提出した早実(西東京)清宮幸太郎内野手(3年)からポスティング制度の利用を求められれば相談に応じる構えを示した。9月30日、西山球団代表が「最初から『ダメです』というつもりは全くない」と語り、事実上容認の方向だ。

 清宮はメジャー志向を明かしており、ポスティング制度を球団が認めれば海外FA権取得前にメジャー移籍が可能になる。中日では03年に大塚晶文(現中日コーチ)がポスティングでパドレスに移籍している。

 清宮サイドとプロ球団の面談は明日2日に都内で一斉に行われる。午前のオリックスを皮切りに、広島、阪神、巨人など現時点で11球団が参加する見込み。中日は中田スカウト部長はじめスカウト数人が出席する。すでに森監督を含め球団内で意見を集約。同代表はアピールポイントなど具体的な中身は避けたが「ありのままを伝えてもらえたら。こちらも、清宮選手がどういう人なのかきっちりと把握したい」と語った。