ポスティングシステムを利用して今オフのメジャー移籍を目指す日本ハム大谷翔平投手(23)が11日、都内で記者会見した。大谷は「あらためて来年以降アメリカの方で頑張りたいなと報告をさせていただきたいと思います」とメジャー挑戦を正式に表明した。

 昨年締結されたメジャーの新労使協定では、大谷のような25歳未満の国際FA選手の契約金については、球団が厳しい上限を設定されている。多くの球団は上限475万ドル(約5億5000万円)で、中南米出身選手も含めすべての国際FA選手の契約金合計をこの金額に収めなければならないのが基本だが、他球団から国際契約プール金をトレードで獲得することも可能。入団が決まれば球団とはマイナー契約を結ぶことになり、マイナー給料の基本ガイドラインに沿った金額となる見込みだ。

 AP通信よるとその契約金の枠を最も残しているのがレンジャースの353万5000ドル(約4億1000万円)。2位がヤンキースの325万ドル(約3億7000万円)で以下、ツインズ324万5000ドル(約3億7000万円)、パイレーツ226万6750ドル(約2億6000万円)、マーリンズ174万ドル(2億0000万円)、マリナーズ157万500ドル(約1億8000万円)と続く。一方、今季ワールドシリーズを戦ったアストロズやドジャースは30万ドル(約3500万円)と少ない。

(1ドル=115円で計算)