巨人の２３歳左腕コンビが、今季ラストゲームで来季の先発ローテ入りへのアピールを決めた。

　宮崎秋季キャンプ第２クール最終日の日本ハムとの練習試合で、先発今村と２番手中川が、そろって２回無失点と好投。高橋監督から「良かったかなと思います」と及第点をつけられた。

　今村は「課題だった真っすぐは低めにいった」と納得しつつも、変化球の制球が乱れたことを反省。「スライダーが課題として出てきた。台湾（ウインターリーグ）も行くので試合で課題に取り組みたい」と力を込めた。中川は４回無死一塁、習得中のチェンジアップで日本ハム横尾を三ゴロ併殺打に仕留めるなど新境地を開拓。「今までならあそこで直球か曲がり球だった。課題のところも（成長を）見せられた」とうなずいた。

　田口に続く先発左腕にと期待する若手２人のアピール合戦に、斎藤投手コーチは「彼らが出てこないことにはね」と喜んだ。