阪神は来季もマテドリの必勝リレーを続行する。金本知憲監督(49)が24日、来季の継投パターンについて「今の形が、いいんじゃないかな。ドリスは落ちるボールがあるから。基本的には今年の形でいく」と言及した。18年も今季37セーブを挙げてセーブ王に輝いたドリスに守護神を託し、43ホールドポイントで最優秀中継ぎ投手のマテオが主に「8回の男」を任される。

 すでに球団は単年での契約交渉を進めており、来季の残留は確実な状況だ。金本監督もこの日「大丈夫とは聞いている。最終決定ではないと思うが、大丈夫と思っている」と説明した。今季は右肘手術明けのドリスを負担軽減させるため、クローザーに配置。150キロ台後半の速球や落差の鋭いフォークを武器に打者を圧倒した。来季も鉄壁の布陣を踏襲し、同じく中継ぎタイトルに輝いた桑原や藤川、石崎がわきを固める豪華な顔ぶれで勝負に挑む。

 来年の外国人投手の顔ぶれもそろいつつある。今季インディアンスなどでプレーした150キロ右腕、ディエゴ・モレノ投手(30)の獲得が秒読みに入る。すでに左腕の台湾代表・呂彦青(ル・イェンチン)投手(21=国立台湾体育運動大)が新入団。メッセンジャー、マテオ、ドリスの5人態勢になる見通しだ。なお、メンデスは退団する方向。