大和のFA移籍で、若手にチャンスが巡ってきた。今季、遊撃でスタメン出場した選手は大和を含め北條、糸原、植田の4人。ポスト大和へ、早くも火花だ。北條は11月30日、鳴尾浜で「僕自身が結果を出さないと試合に出られないので、結果を出すだけ。1年通して安定した成績を…信頼されることが大切だと思います」ときっぱり。今季は開幕スタメンをつかんだが打撃不振で定位置を確保できず、リベンジに闘志満々だ。

 糸原は北條に代わって定位置をつかんだが、7月中旬に右膝を故障して離脱。「大和さんが出たからといっても、自分のことをやって結果を出すだけです」と引き締めた。シーズン終盤に昇格し、初安打も放った3年目植田も「チャンスでしょうけど、自分が結果を残さないといけないので」と気合十分だ。ここに大山も参戦する見込み。来春のキャンプでは、遊撃の定位置を巡って火花を散らす。