日本ハムは3日、札幌市内でソフトバンクからFA宣言した鶴岡慎也捕手(36)と入団交渉を行った。島田球団代表は「球団としては、ぜひ戻ってきてほしいという思いを伝えさせていただきました。熱意は届いたんじゃないかなぁと思います」と、条件面も複数年契約を提示したことを明らかにした。

 鶴岡は13年オフに日本ハムからFA宣言してソフトバンク入りしていた。古巣からのラブコールに、いろいろな感情もあったが、この日の交渉を終えると表情はスッキリしていた。「僕にとっては特別なチームですし、すごいありがたいお話をいただいて、今は感謝の気持ちでいっぱいです。4年前、自分でチームを出ると決めて北海道を飛び出た立場なので、どういう顔をして(日本ハムに)帰れば良いんだろうという気持ちもありますけど、こういう交渉の場を持っていただいて、ありがたい条件も提示していただいて、すごい(入団へ)前向きな気持ちで今はいます」と、現在の心境を明かした。

 双方、好感触でこの日の交渉は終了。今後は条件面を詰めていく予定で、鶴岡は最終決断は「近々で」と、見通しを話した。