中日のドラフト1位ヤマハ・鈴木博志投手(20)が2日、地元の静岡県掛川市内で本格始動した。キャッチボールなどで汗を流した。

 昨年末から帰省し、トレーニングを続けてきた。元日の早朝には8年ぶりに春高バレーに出場する豊橋中央(愛知)のバレーボール部1年の妹・友紀さんにたたき起こされ、海岸で初日の出を拝んだという。最速157キロ右腕は「中学以来に見ましたけど、いい年になりそうですね」と笑顔。プロ1年目に向け「新人合同自主トレからキャンプと本当にきついと思う。ケガをしないように乗り越えて、強くなりたい。そして開幕1軍に残れるように、そこだけ目指して頑張りたい」と表情を引き締めた。

 鈴木博が練習していることを聞きつけて集まった野球少年たちには、サインや記念写真に応じるなど、笑顔で交流した。