プロアマ合同の日本野球規則委員会が11日、都内で行われた。公認野球規則の「反則投球」から日本独自の「【注】」を削除。西武菊池雄星投手(26)が昨季途中まで行っていた、いわゆる「2段モーション」が、今季から認められる。

 ◆規則メモ 野球規則5・07(a)正規の投球姿勢の(1)ワインドアップポジション(2)セットポジションの項にそれぞれ「打者への投球に関する動作を起こしたならば、中途で止めたり、変更したりしないで、その投球を完了しなければならない」とある。「中途で止めたり、変更したり」は故意の一時停止や、段階をつけるモーションを意味する。反則投球は走者なしなら1ボール、走者ありならボークとなる。定義38の【注】削除により、投球動作の一時停止、段階をつけるモーションが反則投球でなくなっても、走者がいる場合に投球動作を止めることや、走者を幻惑する行為はボークとなる。