巨人杉内俊哉投手(37)が13日、熊本・藤崎台県営野球場で行われた野球教室に、昨季限りで現役を引退した藤村大介ジャイアンツアカデミーコーチ(28)とともに参加した。熊本県内から集まった8チーム約120人の野球少年・少女を前に、実演を含め投球フォームや心構えを指導した。約2時間、無邪気な子どもとふれあい「元気をもらったし、もう1回結果を残さないといけないと思った」と刺激を受けた。

 開会式後には、特別ゲストとして登場した熊本県のPRキャラクター「くまモン」と1打席勝負も披露。初球、2球目と空振りを奪い、3球目は際どいコースを見逃されボール。1ボール2ストライクから投じた4球目はくまモンの腹部へ直撃した。「狙ってないよ」と故意の死球は否定したが「内角は狙った。くまモンはおなかが出ているからね(笑い)。いい角度で投げられた」と今季“初実戦”に納得の表情だった。

 当ててしまった4球目は周囲の計らいで、「くまモン」にとっては、まさかのノーカウントに。5球目は空振りを奪い、通算142勝左腕に軍配が上がった。