阪神の新人合同自主トレが行われ、ドラフト3位の熊谷敬宥(たかひろ)内野手(22=立大)が20日、打撃投手を相手にした打撃練習を開始した。

 熊谷はスイッチヒッターに挑戦しており、習得中の左打ちに「右に比べるとまだまだ力のないスイング」と試行錯誤している様子。「とりあえず感覚をつけていこうと思っています」と地道に練習を重ねていく。前日19日には、男子200メートルハードルの元アジア記録保持者で臨時コーチの秋本真吾氏(35)から走り方の指導を受けた。50メートル5秒8の俊足が持ち味の熊谷にとっても初めて聞く話が多く「少し時間をかけてでも習得していきたいなと思います」と武器に磨きをかけるつもりだ。

 この日、新人選手はキャッチボールやノック、インターバル走を行った。土曜日ということもあり、スタンドは大勢のファンが訪れていた。