入団テストで中日入りが決まった松坂大輔投手(37)が25日、ナゴヤ球場でハツラツ始動した。又吉を相手に約20分間のキャッチボール。外は雪が積もり、最高気温4度と極寒の室内練習場で力強く右腕を振った。距離は約40メートル。1球投げる度に球威は増し、時折、カットボールなどの変化球も披露した。

 松坂 昨年の1月もだいぶ投げられていたけど、自分の感覚ではストレスなく投げられていると思う。去年よりいいのは間違いない。ここ4、5年で一番いいと思う。これまでは引っかかるというか。今はよどみなく投げられている。

 明るく語る表情が調子のいい証拠だろう。長らく苦しめられた右肩の不安は、解消されつつある様子。ボールを受けた又吉は「真っすぐが重かったし、これまでの中日にいる選手のタイプとは違う。変化球は岩瀬さんや山井さんのキレとは違って、重い変化球。これまでの体験ではない」と驚きの声を上げた。

 まさかの再会もあった。13年から2年間、メッツで同僚だったメジャー通算51勝のディロン・ジー投手(31=ツインズ)がこの日、ナゴヤ球場で入団会見。トレーニング室で顔を合わせると、ガッチリと握手しハグを交わした。松坂は「チームメートになるとは。メッツの時の話で盛り上がった。ジーと同じところからのスタートとは思わないけど、チームが勝てるように僕がついていきたい」と心強い仲間との共闘を誓った。

 28日からは、沖縄で選手会主催の合同自主トレに合流予定。雪で一面真っ白のナゴヤ球場から、「平成の怪物」が最高のリスタートを切った。【宮崎えり子】