海外フリーエージェント(FA)権を行使し、その上でロッテへの残留を決意した涌井秀章投手(31)が28日、自らの口で残留する意思を明らかにした。本拠地ZOZOマリンでの自主トレ後、日刊スポーツが27日に残留と報じたことについて「それは間違ってないです」と認めた。

 この日は、室内練習場で約50メートルの距離まで離れて力のこもったキャッチボール。愛着あるロッテの仲間とも談笑した。目前に迫った石垣島キャンプについて「どういう感じになるかは分からないですけど、2月1日から行く予定です」と、初日からチームと練習を行いたい意向を示した。

 球団側はFA残留を認めており、すでに条件提示もされている。あとは涌井側から正式に残留の意思を伝えた後、両者が会ってサインとなる。「今日(28日)は日曜なので」(涌井)と、この日は連絡は取らなかったが、29日にも井口ロッテに“朗報”が届くことになる。