巨人菅野智之投手(28)が宮崎で行っている1軍合同自主トレ最終日の30日、2日連続でブルペン投球を行った。

 昨季登板した25試合全てでマスクをかぶった小林誠司捕手(28)と、今年初めてバッテリーを組んだ。立ち投げで21球、座った小林へ26球を投じた。今オフ、ハワイで行った自主トレから取り組んでいるシンカーに約半数を割いた。握りを1球ずつ確認しながら投球。小林と意見を交換し、新球種の感触を確かめた。投球を終え「落ち幅はよかった。右バッターのインコースにもっと落ちてくれれば」と収穫と課題を口にした。

 サイパンで自主トレを行った同学年の小林はブルペンでシンカーを受け「えぐい」と声を漏らし「これまで(菅野が)自主トレで取り組んできたことを確かめてみたかった。僕はすごくいい手応えだったので、自分の意見をしっかりと伝えて、いろいろと試行錯誤していきたい」と先を見据えた。