<今日の一番>

 日本ハムの米アリゾナキャンプで「元巨人ドラ1対決」が繰り広げられた。全体練習後の特打で86年ドラフト1位の木田優夫GM補佐(49)が登板。打席には08年ドラフト1位の大田泰示外野手(27)が入った。

 2年ぶりに打撃投手を務めた木田GM補佐は現役時代をほうふつとさせるダイナミックな投球フォームで次々と直球を投げ込んだ。大田もフルスイングで応えたが、「木田さんの球は、けっこう動く。カットボールだった」と手元で変化する“くせ球”に苦戦した、

 木田GM補佐は太田賢吾内野手(21)にも投げて計15分間で100球以上を投げ終えると、精根尽き果ててグラウンドにあおむけに。「疲れた。本当にやめときゃ良かった。投げるなら、また2年後に」と、苦笑い。この日一番の熱投は、元メジャーリーガーの底力が垣間見えた。【日本ハム担当 木下大輔】