DeNAの新外国人、ネフタリ・ソト内野手(28=ナショナルズ3A)が「今永打ち」で開幕1軍へ猛アピールした。12日、今季初の紅白戦に「3番三塁」で先発し、第1打席は今永の初球、142キロの直球を左翼ネットに突き刺し、第2打席は3ボールから141キロの直球を再び左翼席に運んだ。

 開幕投手の大本命から2発をたたき込み「すごくいい感触。今日はいいアピールができた」と喜んだ。昨季はナショナルズ3Aで14本塁打を放ち、DeNAにテスト入団。1軍の外国人枠はロペス、ウィーランド、パットンまでが決定的で、残り1枠を救援左腕のエスコバー、新外国人のバリオスと争う。ラミレス監督は「開幕まで長いので様子を見たい。全員がいい調整をしている。今日は今永の140キロ以上のボールをホームランできたことを評価したい」と、今後も競争させていく方針だ。

 プエルトリコ出身のソトは、13年にはレッズで大リーグを経験。初の対外試合となった前日11日の阪神戦は4打数無安打だったが、1日でタイミングの取り方を修正した。結果が出なかった夜は、日本食に挑戦。「すしを食べました。アメージング。日本の食べ物は好きだけど、慣れるまでに時間がかかる」と笑った。【前田祐輔】