21日だよ、助っ人全員集合! 阪神ランディ・メッセンジャー投手(36)が21日の宜野座キャンプ練習試合、韓国・KIA戦で今季初実戦に臨むことが14日、分かった。新外国人のディエゴ・モレノ投手(30=インディアンス)も来日初登板を予定。ドリスとマテオも今季初実戦になる見込みだ。絶好調の4番候補、ウィリン・ロサリオ内野手(28=韓国・ハンファ)も出場する可能性が高く、2月では珍しく投打の外国人が5人もそろう一戦となる。

 注目はエースの本格始動だ。来日9年目のメッセンジャーは外国人史上初の4年連続開幕投手が内定済み。金本監督の厚い信頼に「期待に応えたい」と目をギラつかせている。日本100勝へも16勝で、キャンプではスキのない準備を進めている。21日のKIA戦後は3月3日からのオープン戦、ソフトバンク2連戦(ヤフオクドーム)の登板が予想される。ここから週末のマウンドを踏み続け、3月30日の開幕巨人戦(東京ドーム)に歩みを進める。

 153キロ右腕、モレノの初登板も興味深い。ブルペンでは高速チェンジアップを披露し、他球団スコアラーの熱視線を集めた。外国人枠の関係で開幕2軍スタートの可能性が高いが、実戦のアピール次第では下克上もありえる。2軍キャンプで奮闘中の左腕・呂彦青(ル・イェンチン)投手(21=国立台湾体育運動大)を除けば、助っ人全員がそろい踏み。誰がロサリオらを抑えるのか、注目の練習試合になりそうだ。