日本ハムのドラフト1位、清宮幸太郎内野手(18=早実)が“相棒”選定を本格化させる。5日、札幌市内の室内練習場で行われた全体練習に参加。複数のバットを持参した。「今日はちょっと、いろいろ振ってみました。どうしようかな、と」。白木のアディダス社製は「トレーニングバットです」。茶色の韓国ハードスポーツ社製は「お試し用です」。本命候補は薄茶色のローリングス社製バットで、感触を確かめながら振り込んだ。

 前日4日までの4試合では黒のアディダス社製バット(900グラム)を使用。ローリングス社製は「880~890グラムくらい」と、やや軽めだ。台湾ラミゴとの2試合では2戦連続二塁打も、ロッテ2連戦では無安打。直球に差し込まれたり、カットボールなど動く直球系への対応に苦慮した場面もあった。軽いバットなら操作性も上がるが、飛距離を求めるなら重さも必要。「そういうこともあるので、試合で使っていきながら」と、実戦の中で絞り込む。

 今日6日にチームとともに神戸へ移動予定。7日からのオリックス2連戦では敵地での試合前の流れなどを把握する。「流れを(体に)染み込ませたらなと思います」と意気込んだ。【木下大輔】