“前哨戦”快投でローテ確定ランプをともす! 阪神藤浪が今日6日のDeNA戦(甲子園)に先発する。開幕ローテ4番手の最有力候補だが、まだ決定はしていない状況。順調なら、4月4日DeNA戦(横浜)でシーズン初戦を迎える可能性が高いだけに、開幕前に嫌なイメージを植えつけておきたいところだ。

 「状態を上げて結果も出さないといけない。両立は難しいけど、自分のボールをしっかり投げられるように。多少打たれたとしても使いたいと思わせるような、魅力あるボールを投げられれば、と思います」。前回先発した2月25日の中日戦(北谷)はわずか9球を投げただけで降雨ノーゲームに。2月16日の宜野座での練習試合・楽天戦以来、大きく間隔を空けてのマウンドにも「いい取り組みができた。結果的にはいい期間になった」と前向きだ。

 シーズン3勝に終わった昨季もDeNAには4試合先発で2勝1敗、防御率1・78と好相性を誇った。ただ、この時期から相手を必要以上に意識する必要がないのも事実。「相手うんぬんより、ピッチングとして成り立つように投げていきたい」。まずは開幕ローテ入りの切符を全力でもぎ取りにかかる。【佐井陽介】