楽天先発の藤平尚真投手(19)が、6回100球を投げて8安打4失点で降板した。

 「右打者のインコースに投げることと、左打者のアウトコースにカーブを投げることを意識しました。いい部分もあったし、悪いところもたくさんあった」と反省した。

 横浜高の先輩、DeNA筒香と初対戦し、左前打、四球、中飛と2打数1安打の内容だった。1回の第1打席では1ストライクから147キロの直球で捕邪飛に打ち取ったかにみえたが、嶋が落球(失策)。直後に左前に運ばれた。

 「初回の第1打席の勝負はストレートにこだわった結果。まだまだだと思いました。次はストレートで空振りが取れるようにしたい」と言った。

 筒香には本塁打を許さなかったが、4回にはもう1人の先輩、DeNA倉本に3ランを浴びた。

 「もう1回自分を見つめ直す機会。反省して次につなげたい」

 梨田昌孝監督(64)は「打たれたのはほとんど真っすぐ。ボークもあった。ボール自体が悪いわけでもフォアボールがあったわけでもないが、配球がもったいなかった。反省するべきところはしないといけない」と話した。