サバイバル“最終決戦”や!! 阪神金本監督が、今日16日の楽天戦(静岡)をレギュラー争いの区切りとすることを予告した。明日17日の中日2連戦(ナゴヤドーム)から主力を本格的に出場させる方針を明かし、レギュラーを固めていない捕手、遊撃、中堅や開幕1軍枠の争いをあおった格好。残り1試合、アピール合戦が繰り広げられる。

 この日の日暮れ時、ナインは新幹線で東へ。降り立ったのは富士山を仰ぐ静岡。金本監督は今後の選手起用の方針を明かした。

 「まあ、名古屋くらいから、ベストに近いメンバーでね。レギュラー以外は(チャンスが)少なくなってくるわね。試合数も減ってくるしね」

 今日16日で、ちょうど開幕の30日巨人戦(東京ドーム)まで残り2週間。明日17日の中日戦以降は、主力が本番モードの調整に入る。いよいよアピールのチャンスは限られてきた。

 正捕手争いは梅野が坂本らをリード。遊撃では糸原が13、14日ヤクルト戦で計5打点を挙げ、開幕スタメンを濃厚にした。それでも指揮官は手綱を緩めない。「センター、捕手もさ…。糸原もガーンと落ちるかもしれないからね」。中堅は高山、中谷、俊介が火花を散らす。1軍枠争いも含めて、徳川家康真っ青の激戦が見ものだ。【酒井俊作】