虎の4番は俺に任せろ! 阪神の新助っ人ウィリン・ロサリオ内野手(29=韓国・ハンファ)が20日、前日19日に金本監督から正式に開幕4番に指名されたことを受け、「責任感のあるポジション」と自覚を口にした。この日、雨天中止になったDeNA戦(横浜)で一部オーダーの組み替えがあったが、ロサリオは4番で固定。不動の軸として、猛虎打線をけん引していく。

 ロサリオが4番として猛虎打線の軸となる。前日19日に行われたセ・リーグのファンミーティングで、金本監督が開幕戦のロサリオ4番を明言。入団後、出場した全16試合で4番を任されてきた大砲は「責任感のあるポジションなので、しっかり期待に応えられるようにやっていきたい」と力を込めた。

 この日は横浜スタジアムの室内練習場でティー打撃を行い、DeNA戦の試合開始を待った。プレーボールはかからなかったが、発表された先発オーダーでも打順は定位置。鳥谷、糸井らは入れ替わっていたが、ロサリオは不動だった。2月、沖縄・宜野座キャンプの実戦6試合で12打数8安打3本塁打10打点、打率6割6分7厘と大暴れ。3月に入って調子を落としているが、指揮官の信頼は揺らいでいない。17日の中日戦(ナゴヤドーム)ではオープン戦25打席目で待望の1号本塁打を放つなど、復調の兆しも見せている。

 とにかく勝ちたい-。ロサリオの言葉の端々から気持ちが伝わってきた。フォア・ザ・チーム精神は揺るぎない。「自分がやることはチームの勝利に貢献すること。(打順が)8番だろうが9番だろうがどの場所でもチームの勝利に貢献できるようなバッティングをしていきたい」。4番としてチームの柱になり、ロサリオが勝利をもたらす。【古財稜明】