阪神が本拠地・甲子園での今季初戦を、逆転勝ちで飾った。

 序盤は重苦しいムード。初回無死一、二塁、3回1死一、二塁の絶好機を走塁ミスや打球の判断ミスなどでつぶし、2回に広島に2点を先行された。だが1-3で迎えた6回1死から3連続四球を選び、満塁。ここで俊介の打球を遊撃の田中が後逸し、同点に。さらに代打・伊藤隼の当たりが投手を強襲する勝ち越し打になり、阪神が逆転した。

 4万6209人が埋め尽くした甲子園は試合後、「六甲おろし」の大合唱に。金本監督は「随所にやってはいけないプレーとか、できるプレー。本来、普通にやればいいことをなかなかできなかった中で、よく勝てたと思います」と甲子園1勝を振り返った。